東洋医療福祉専門学校で今日は、一般の方を対象にした公開講座を開講しました。
テーマは、「回想法を活用した栞作り講座」です。

本講座では、昔ながらの懐かしい着物地を使用し、栞を作成します。

テーマになっています回想法とは、米国の精神科医ロバート・バトラーが1963年に提唱した心理療法です。
昔の生活用具や写真によって、高齢者が「楽しい」といった記憶をよみがえらせ、脳や心の活性化を促すことで、認知症予防の効果が期待されています。

認知症高齢者では、すぐ前のできごとを忘れてしまっていても過去のことを覚えています。
そのような認知症高齢者の記憶を引き出し、共感しながら高齢者の心の安定をはかりながら、懐かしい・楽しいといった思い出を蘇らせることで、精神的に心地よい環境を作り出し、認知症の進行を遅らせようとしたり、精神的な安定をはかる療法です。

この講座は、早々に申し込みが重なり、今月・来月とも間もなく満員となります。
関心のある方は、早めの予約をお勧めします。