東洋医療福祉専門学校の6月の課外授業は、高齢者の「ハンドケア」と「フットケア」についてです。

http://www.saitama-toyo.ac.jp/course/afterschool.html

高齢になると皮膚が乾燥したり、薄くなったりします。また、血行が悪くなる為、冷えてこむら返りを起こしたり、浮腫んだりします。
そんな時、「ハンドケア」と「フットケア」が、大きな効果を発揮します。
フットケアトリートメントをして足が温まれば、ベッドに入ってから穏やかに入眠できます。
浮腫んでいた足がフットケアトリートメントで改善すれば、気持ちまで明るくなります。

また、フットケアトリートメントにクリームを使用することで、皮膚の乾燥が軽減するため、衣服の着脱が楽になります。
ハンドケアトリートメントに粧材を使用することにより、指のササクレや皮膚の荒れが改善します。また、爪が乾燥しにくくなることから輝きを増し、割れにくくなります。
指先の一本一本を丁寧にタッチケアすることで、指先に意識が集まります。穏やかな皮膚刺激は感性を刺激し、手や指先を意識させ、手芸に興味のある高齢者は、編み物や縫い物に取り組む意欲が生まれます。
また、ハンドやフットのタッチケアトリートメントは、コミュニケーションツールとして活用できます。
年を重ねて高齢になっても、高齢者共通の思いとして、「健康」で、「穏やか」に、「快適に日々を過ごしたい」などがあります。

高齢者の生活支援を仕事とする介護福祉士に、「ハンドケア」と「フットケア」の技術を是非学んで頂きたいと考えます。